90〜00年代のバレンタインデーの記憶をたどる話


2月ということで、バレンタインの話を書こうと思う。自分の90〜00年代の記憶をたどって。

バレンタインデーというイベントは、具体的にいつごろから始まったのか私は知らない。

しかしながら、私が幼かった頃(平成初期、1990年代前半くらい)すでに存在した。

私は、このイベントをお祭りの一種として、毎年そこそこ楽しんでいた。

小学校、中学校、高校、大学、社会人、所帯持ちそれぞれの立場でバレンタインデーを私は経験した。

今回はその記憶を色々とまとめてみようと思う。

小学校。バレンタインチョコは、手作りチョコが私と友人たちの間で流行っていた。

友達同士で渡したり、父親や兄弟などに渡したりした。

「手作りチョコや菓子の一例」

・アルミカップに、溶かしたチョコを流し固めただけのもの。カラースプレーやアラザンでデコられている。とっても簡単にできる。

・トリュフチョコ。ココアパウダーに溶かしたチョコをボール型に転がして成形したもの。

・クッキー。粉っぽい仕上がりの手作りクッキー。中にはクッキングシートで作られたおみくじのようなものを中に仕込んだクッキーを作る友人もいた。

・サツマイモチョコ。皮を剥いたサツマイモを細かくダイス上に切って熱を通し、チョコにまぶす。ホクホクしてうまい。私が90年代にテレビ番組で見た手作りチョコ。主に私が作って渡した。

包装パッケージは、90年代当時の私はイトーヨーカドーで買ってた。

その当時、私の地元にはヨーカドーくらいしか大きなスーパーがなかったので、そこで可愛らしいパッケージや割チョコなどを買っていた。

ちなみに、小学生向けの雑誌には、恋占いとか、おまじないの方法などが掲載されていた。

中学校。バレンタインチョコは、手作りチョコと市販チョコに好みが分かれ始める。

手作りのものを用意する子供がまだまだ多かった。

思春期の、それも小学校高学年~中学生くらいの年になると、異性に渡す際に独特の「恥じらい」や「照れ」が出る傾向である。

あと、クラスの連中にからかわれる確率が跳ね上がる。

そして、相変わらず、友達同士で交換することや父親や兄弟に渡すことが多い。

「チョコやお菓子の一例」

・アルミカップに溶かし固めたチョコ

・トリュフチョコ

・ソニープラザ(PLAZAスタイル)で販売されているようなオシャレパッケージのチョコ。サッカーボールやコインを模した銀紙に包まれていた。

・チロルチョコ

・タルト型カップにチョコを溶かし入れたもの。

・クッキー

中学生になると、やはり「おませ」な感情が芽生えるようで、オシャレな市販チョコを渡す女の子が増えたと思う。

また、自分のお小遣いでは買えないので、お母さんなど保護者と一緒にオシャレチョコをスーパーやファンシー専門店で買ったりした。

私は、中学校では友人とその家族に同行させてもらって、銀座にあるソニープラザ(PLAZAスタイル)の地下の食品コーナーでチョコレートを買ったことがある。

銀座のソニープラザ(PLAZAスタイル)は、1999年の頃から2019年の今まで、海外から輸入されたパステルカラーや原色のオシャレ雑貨、文具、ぬいぐるみ、化粧品などを扱うお店だ。

私が覚えていないだけかもしれないけれど、99〜01年頃は、そういった物を扱うファンシーショップはそこくらいしか無かった。イッツデモとかランキンランキンは無かった。

その店では、当然、海外の可愛いお菓子も販売されていた。チョコレートはその筆頭だった。

友人は、自分の兄と父にあげるチョコを購入していた。私は商品を色々と見て楽しんでいた。

ちなみに、1999年ごろなので、キンダーサプライズとか、モルティザーズなどの海外発のチョコが日本に入り始めていた。(※2019年現在、モルティザーズは日本には無い。また、キンダーサプライズは他社のチョコエッグに変化した。)

高校。バレンタインチョコは、手作りチョコ派と市販チョコ派がそれぞれいた。

男女比率は共学と同じだったが、彼氏彼女が他のクラスにいる生徒が多く、同じクラスでも、恋愛はこっそり行う者が多かったので、あまり色恋沙汰は表立っていなかった。

あくまでも友人同士で渡したり、配布する感じで和気藹々とした雰囲気だった。

「チョコやお菓子の一例」

・市販チョコの配布が増えた。私は市販チョコを配布した。

・手作りブラウニーを持ってきた子がいた。

・生チョコを持ってきた子もいた。

・直径40cmくらいの円形プリンを作ってきた子もいた。

この頃になると、ドン・キホーテ(現・PPIH)で買い物をする機会が増えるため、安い大入り袋のお菓子を簡単に入手することができた。特に亀戸の店は地元であり、近かった。

しかし、私の地元は個人店がドンキよりも激安だったので、そこでチョコレートを買っていた。

2002年~2004年の頃は、日本の東京は世界と比較してまだまだ不況の空気感があって淀んでいた。

地元では凄まじい価格破壊が起きていた。上代150円くらいのポテチが売価50~60円で売られ、上代350円くらいのチョコパイが198円で販売されまくるような感じだった。

私がクラスの配布用に買ったのは、「PUCCA(プッカ)」や「コアラのマーチ」などの大入り袋タイプのチョコ。

サクサクしたプレッツェル生地にチョコが包んである菓子で、暖房がきいている部屋でも平気そうな商品だった。

男女問わず、喜ばれた。

大学。バレンタインは、部活にてお菓子を部員たちに配布した。

私の本命の異性にはラブラブな彼女がいたので、渡すことは全く出来なかった。

「チョコやお菓子の一例」

・完全に市販。量が多くて、個々に包装されているもの。しかも安い。

個人的に失恋状態だったので、具体的なチョコの内容は覚えていない。

とにかく、安くて個包装の大量のチョコを部室に置いたり、部活中に配布していたと思う。

製菓メーカーの出すチョコでは、2000年代の頃からバレンタイン向けパッケージのものが期間限定でよく見られた。

「ガーナチョコ」は、バレンタイン用レシピを公開したりして、アピールしまくっていた。

また、時期的に受験シーズンともかぶるため、「キットカット」は「きっと勝つ」を掛詞のようにしてアピールし、2月のお菓子売場には必ずあった。

他、不二家の「ハートピーナッツチョコ」はハートの形をしているので、バレンタインの時期に「これでもか!!」と売場で見かけた。

社会人。2009年~20017年当時に私が勤務していた会社は、意外とバレンタインチョコの配布がなかった。

この頃になると、「友チョコ」という言葉やが普及していた。その概念自体は90年代の頃からあったけどね。

そして、バレンタインは、2月に行われる企業の販促イベントとして小売店に完全に浸透していた。

もはや、完全に季節行事の販促道具である。

私のお客様も小売店のバイヤーだったので、バレンタイン企画で自社商品を導入させることに夢中になっていた。

当時は同業他社とかぶる商品ばかり扱っていたので、駄目元で提案しまくっていた。

自分としても、販促の道具としてバレンタインを扱っていた気がする。

バレンタインは、会社内では全然なかったので、完全にプライベートでの配布だった。

私は、当時一人暮らしをしていた沖Pに市販のゾウガメ型チョコをプレゼントとして渡した。

それは、PLAZAスタイルで販売していた動物チョコシリーズで、写実的かつ立体的チョコだった。

そのチョコシリーズでは、小さなワニ、ゾウガメ、カエル、ゴリラなど多種多様な動物が象られていた。

ちなみに、2019年現在では、恐竜と化石と卵のチョコや太陽系惑星を模したチョコなどが全国のPLAZAスタイルで販売されている。

異性にあげるよりも自分で楽しむデザインだと思った。

手作りチョコは、私が一人暮らししている2013年の頃に自分の趣味でチョコのデコレーションをした。

ポッキーやトッポといった市販のチョコプレッツェルに、小さなピンクの製菓用ハートチョコで花弁を付けて、花を模したチョコに仕上げたのだ。

他、「ジョジョの奇妙な冒険」に出てきそうな擬音を模して「ゴゴゴゴゴ」という文字をトッポを折って板チョコの上に並べて再現し、全部自分で食べた。

・・・やってて、少々虚しかった。

また、私が退職する2~3年くらい前のバレンタインの前日に、こっそりと横浜のデパ地下のセールで購入した個包装のチョコセットを社内のお菓子置き場に置いたことがある。

たまたま、当時の社員共有のお菓子置き場の場所が、F部長の席の真後ろだった。

私は陳列用什器の透明な筒に、そのカラフルでキラキラしたチョコを詰めて、目立つように飾っておいた。

翌日、F部長はチョコの山を見て、「誰?これやったの?とにかく、まぁ、ありがとう!」と、テンションが上がっていた。「Fさん、良かったですねぇ。」と適当に相槌をうつ営業マンたち。

社内では、事務員の誰かがやったに違いないと盛り上がっていた。私はその様子をこっそり見て、満足していた。

他、私が退職する直前のバレンタインにて、退職時のお礼のお菓子として独自に作った市販チョコと珍味の袋詰めを男女問わず営業部の社員全員に渡した。

最後に、所帯持ちになってからのバレンタイン。

個人的なバレンタインでは、完全に市販のチョコを使うようになった。

むしろ自分用に食べている。去年はあまり覚えていないが、健康を考慮してカカオ70%以上のチョコを購入したり、「ザ・チョコ」シリーズの板チョコを買ったりした気がする。

世間的には、2011年頃から2018年の間にスマホやSNSが爆発的に普及したこともあり、チョコレートをデコレーションする画像や動画、可愛らしいパッケージを自作する動画などが多く見られた。

特に、2018年の頃だと10代の子供の利用者が多いTIKTOKではそういった動画が多数投稿されていた。

投稿主の誰かが手作りお菓子やパッケージを投稿すると、「#作ってみた」とか「#○○チャレンジ」などのハッシュタグをつけて子供達が真似して投稿するのだ。

大人だと、特に20代がInstagramやTwitterなどにチョコのデコレーションやチョコレートを使ったお菓子や料理の写真を投稿する傾向にあったと思う。

検索すると、家で作ったようなものから、外で売ってそうな高級チョコやパーティに出るようなチョコファウンテンまで多種多様な投稿が出てくる。

私は、大人たちの投稿からは、なんとなく「みんなに見せびらかしたい!」という印象を受けた。

子供達の手作りチョコやパッケージの動画は、ひたすら真似っこして楽しんでる印象を受けた。

ちなみに、2016年くらいから、セリア、キャンドゥ、ダイソーなどの100円均一ショップのデザイン性が抜群に向上し、可愛い、またはカッコ良くなっていた。

デザインの印象としては、ファンシー専門店や無印良品などの店が扱う商品と差異がなくなってきていた。

特に、可愛いパッケージとデコレーション用の製菓材料においては、100円均一ショップの方が単価が安く、種類の豊富さも一般的な小売店と変わらなくなっていた。

お小遣いの少ない子供達や、一般市民でも手に入れやすかった。

さて、今年2019年の個人的なバレンタインは、市販のチョコを用意済み。沖Pと私で食べる。

今回、私が用意したチョコレートは、貝殻型の市販チョコ。業務スーパーのお菓子コーナーに税抜き398円で販売されていたのだ。

ミルクチョコレートとホワイトチョコのマーブル模様のチョコだった。

私は、それを見てすぐに買った。2月14日になったら、2人で食べるつもりである。

ちなみに、実家の母に今年2019年のバレンタインチョコについて聞いたところ、母も同じ貝殻型のチョコを買っていた。しかも、買った店まで同じだった。

母も「これはお買い得!」と思ったとのこと。母が渡す相手は、夫(私の父)と、習い事のメンバーであるおばちゃん達。

特におばちゃん達には渡しやすいのだろうと思う。

手作りは面白くて良いけど、やっぱり、安くて渡しやすいチョコって好きだわ。

そう思った2019年の2月初旬であった。

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