合羽橋の道具街と、浅草六区の巨大おにぎりの話

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2019年2月6日の話。

沖Pと一緒に浅草へ行った。目的は、合羽橋道具街でグラタン皿とレードルを買うこと。

私と沖Pは、自宅を昼の12時ごろに出発し、雨の中、各自で傘をさして歩いた。

自宅付近の駅前にある100円ローソンに寄った後、水戸街道から地蔵坂通りを抜けて墨堤通りに出て、向島インターを越えて、隅田川にかかる桜橋にたどり着く。

桜橋は歩行者と自転車専用の橋で車やバイクは通らない。隅田川、スカイツリー、墨田区役所、リバーサイドスポーツセンターがよく見えるビュースポットだ。

春になると桜が満開になる。非常に見晴らしの良い橋なので、時々テレビドラマのロケ地や絵描きの写生作品に使われたりする。

今日は、その橋から水上で作業をするショベルカーを見た。錆びた茶色で全長20mくらいの「いかだ型」の船の上に黄色いショベルカーが乗っていて、隅田川の底にある泥砂を掘り出していた。

ショベルカーの動きは、まるで恐竜か首の長い水鳥のようだった。

川面にショベルの頭を突っ込んでは、砂をほじり出す。その作業を淡々と繰り返していた。

私と沖Pは3分ほどその様子を眺めて、船やショベルカーの動きに感心し、橋を渡って浅草へ向かった。

浅草側の隅田公園は、雨で道路がビチャビチャのぬかるみ状態だった。砂利が靴底にへばりつく。

公園には白や濃いピンクの梅が咲いており、桜の蕾も大きくなっていた。

隅田公園を抜けると、浅草寺の二天門に着いた。私は100円ローソンで購入済みのペットボトルのお茶を飲んで休憩し、沖Pは灰皿の前でラッキーストライクを燻らせていた。

雨がしとしと降っている状態だったが、浅草寺はいつも通り。外国人観光客が多くいた。

浅草寺を抜けて、伝法院通りを道なりに進むと浅草六区に出た。私と沖Pは、浅草六区にて、東洋館(フランス座)の公演予定と、何軒か気になる飲食店をチェックしつつ、合羽橋へ向かった。

浅草六区から国際通りに出て信号を渡って5分ほどブラブラと歩くと目的地に出る。

そこは、日本有数の道具街である。基本的に飲食店が使うような業務用の道具を扱う店舗が多数集中している。ざっと見ても100軒くらい店がある。

ちなみに、大体の店は平日の昼間に営業する。一部の店は土日も営業している。クレジットカードに対応しておらず、現金しか対応していない店も多いため、海外の人はお会計の時に要注意だ。

平日でも外国人観光客も多く、特に人気があるのは「食品サンプル」や「日本っぽい食器」。

合羽橋の業務用品は幅広く、「のれん屋」「看板屋」「食器屋」「包丁屋」「コーヒー用品専門店」「提灯屋」「レジ&伝票屋」「パッケージ屋」「箸屋」「金物屋」「食品サンプル屋」「イス屋」「展示ケース専門店」「業務用調味料専門店」「菓子道具屋」などなど、とにかく幅広く専門的に特化している。

私と沖Pは最初に、陶器またはレードルのある店舗を見まくった。店舗の中に入ると、商品の多様さに驚く。今日見た店は、「キャニオン」、「風和里(ふわり)」、「飯田」、「ニイミ」、「山下食器」、「高橋総本店」、「和の器田窯」、「藤田商事」、「ユニオン」だったと思う。

私は迷い、比較した結果、レードルを「ニイミ」で買い、グラタン皿を「キャニオン」でアウトレット品のものを買った。性能と売価は私にとって大変良いものだった。

目的のものを買うことができたので、合羽橋を去り浅草へ向かった。時刻は16時。私はちょうど、小腹が空いていた。沖Pにその旨を伝えて、浅草六区のドン・キホーテ付近へ歩いた。

空腹だと、食べ物が目に入りやすくなるのだろうか。私と沖Pは、「弁当250円」というのぼり旗を出している弁当屋「デリカぱくぱく」を見かけた。

私と沖Pは、店が気になったので、のぞいてみることにした。すると、そこには直径約30~40cmの巨大おにぎり(1kgと記載。)と、平均単価200~300円のボリューム溢れる惣菜パックと、山積みになった250円弁当と、カツが天むすのようにハミ出している特製おにぎりやレッグチキンが販売されていた。

私は、合羽橋で見た専門店の感動が一気に吹き飛んだ。そして思った。「これは凄い!」と。空腹の私は、1パック300円の肉じゃがと1個200円くらいのメンチカツバーガーを買った。

沖Pは、カツのハミ出た特製おにぎりを買っていた。1個300円くらいだったと思う。沖P曰く、そのおにぎりは米粒が「みっちり」凝縮されていて、凄まじい密度とのこと。

沖Pは「もし、食べ盛りの高校生くらいの時にこの店が地元にあったら、おそらく通っていただろう。」というようなことを言っていた。

私はあまりの衝撃に、笑いが止まらなかった。「デリカぱくぱく」で販売されていた1kgおにぎりのインパクトと、200円で2個入ったハンバーグ、じゃがいも丸ごと6~7個入った300円の肉じゃが、200円のたこ焼き、300円の唐揚げパック、何もかもが衝撃的だった。

とにかく、今度2人の共通の友人がうちへ遊びに来た時は、絶対にあの弁当屋へ連れて行こうと思った。ちなみに、デリカぱくぱくは浅草の他には千束にあるらしい。

帰りも歩いて帰った。雨はすっかり上がり、隅田川の水上にいた黄色いショベルカーといかだ船は、工事をすっかり終わらせて、イカリの代わりに紅白の縞模様をした「鉄杭」を川底の砂に打って体を固定させていた。

その様子を見て、私と沖Pは無事に帰宅した。

歩数計も18000歩を記録していたため、健康的な一日であった。

浅草という町は、奥深い。そう思った。次に来る時は、また新しい発見や出会いがあると嬉しい。

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