W3(ワンダースリー)を久々に読んだ。


2019年4月8日の日記

春なのに、真冬のような寒さ。そして雨。

母の吹き矢大会を見た後、国会図書館へ行きました。

そこで、手塚治虫の「W3」全巻をすごく久々に読みました。

W3は私が小学生の時に何回も読み返した漫画です。

伏線がとてもしっかりしていて読後感がスッキリするので、好きな作品です。

この作品は1965年~66年に連載されていた漫画ですが、私の出身小学校の図書室に単行本がありました。

「W3の好きな点」

・真一がまっすぐな性格で清々しい。

・ウサギ、馬、カモに化けた宇宙人調査員3人が可愛い。

・読後感がスッキリする。

・とても健全な少年漫画。

・スパイアクション映画的な要素もあって二度美味しい。

・馬場先生、カノコ、五目先生、光一、ランプといったサブキャラが魅力的。

・宇宙人調査員の最終的な処遇と伏線の回収。

・地球の存亡という普遍的なテーマを扱っている。

主人公・真一は正義感が強く、まっすぐな性格をしています。

上下関係問わず、道を外れていることをしたら面と向かって抗議するようなタイプです。

ただ、抗議をする際に必ずと言っていいほど殴り合いの喧嘩に発展します。

そうなると、もれなく相手をボコボコにするので、周囲からは「乱暴者、鼻つまみ者」という認識をされています。

この漫画で面白い点は、「地球が人間による戦争や環境破壊で、もはや末期だ。」と銀河連盟という宇宙人たちの組織から認識されていることと、

「地球を滅ぼすか否か?」を最終判断をするのに1年間、宇宙人が地球の生物に化けて調査し、調査と銀河連盟の投票結果によっては反陽子爆弾で地球を木っ端微塵にするという点。

それと、真一の兄である光一がスパイとして活躍する描写が、1960年前半に公開されていたスパイアクション映画(007シリーズ)のようでした。

某国の軍事衛星の打ち上げを阻止しに行く作戦とか、まさに映画のようです。

中でも、光一がスパイに行った先で銃殺刑に見せかけて仮死状態にされた上、世間では犯罪者として処刑されたと嘘の報道をされてしまうエピソードは、あまりにも酷い話だったので、2019年現在でも是非リメイクして欲しいと思いましたね。

主人公である真一は、兄・光一の本職(スパイ)と真の目的を知っているのと、正義感溢れる性格かつ世間から誤解されやすいキャラなので、大変苦しむんですよね。

馬場先生は、劇中に出てくる大人の中ではかなりマトモな人で理想的な大人でした。

劇中では、真一のムシャクシャした心を受け止め、柔道を教えたり、

「宇宙人を助けて欲しい。」という荒唐無稽な真一の話にも耳を傾けたり、漫画本編の要所要所で人生において大事なことを教え諭します。

私もこういう大人の先生に会いたかったと思いつつ、読んでいました。

また、終盤で宇宙人調査員3人の命の危機を真一や馬場先生、五目先生が救い、宇宙人3人は考えを改め、銀河連盟の「地球を反陽子爆弾で滅ぼせ。」という命令を裏切って反陽子爆弾を持ち帰ってしまいます。

最終的に、光一がついた「反陽子爆弾は地球の真ん中に沈んでしまった。」という嘘の拡散によって、いがみ合っていた国同士が平和協定を結び合い、地球に平和がもたらされ、

宇宙人3人は罰として地球人(それも、真一にとって味方となるキャラ)に時空を超えて生まれ変わるというミラクルが次々と起きます。この部分で、鮮やかに伏線が回収されて行きます。

結果的に大団円となります。

私は、是非、先の読めない今の時代にこの作品をリメイクして欲しいと思いました。

多分、普遍的な部分は昔とそう変わらないし、科学技術も嘘ニュースも巧妙化しているため、行けると思います。

また、何か読んだら感想をアップします。

ご覧いただき、ありがとうございました。

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